パレスチナから報告します・・・占領地の住民となって・・・
- タイトル:パレスチナから報告します 占領地の住民となって
- 著者:アミラ・ハス, くぼた のぞみ (筑摩書房、2005.5、2400円)
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新聞の書評で読みたくなり 市立図書館にリクエストして
読んだのですが、いくつもの意味で とても学ばされました。
一つは パレスチナの普通の人たちの状況についてです。
新聞記事・・・「それぞれの時点」で「現地」で書かれ、
掲載されたた文章37件です!
もう一つは 著者 アミラ・ハスさんの生き方についてです。
イスラエルの新聞の記者として 1993年からガザに、
その後西岸地区に住み着いているのだそうです。
そして その姿勢。
勿論「非暴力平和隊そのもの」ではありませんが、
イスラエルの政策・現地の軍の行動への
パレスチナの政府・武装集団への 事実に即した「報道」の姿勢・文章、
そしてその「取材行動」は、「非暴力介入」そのものだと思いました。
この本は その様な意味で 多くの方に お読み戴きたいと想いますが、
お忙しい方には 土井敏邦さんの「解説」、
その中のアミラ・ハスさんへのインタビューだけでも
立ち読みして頂きたいと思いました。
(鞍田東)