新版 軍縮の経済学
著者:坂本 義和 (岩波新書、1988年)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「第Ⅳ部 日本の軍事化に代わるもの」のなかの
「もう一つの防衛構想」「自衛の本質は何か」という節に
市民防衛・非暴力抵抗組織について書かれています。
問題提起として「日本での問題は・・・
非武装抵抗・非暴力抵抗を本格的に
組織化することを一度として試みなかったこと、
その意味で非武装と無抵抗とを
実際上混同してきた点にある」と説き、
しめくくりとして「自衛の論理を徹底していけば
非暴力抵抗にいきつかざるを得ないのではないかと思う」
とあります。
憲法9条が問題になっている今
非暴力平和隊・日本(NPJ)としては
既に18年前に提起されているこのテーマに応える
姿勢を示すべきではないでしょうか。
合掌 鞍田東