新刊 『ガンジーの教育論』 | 非暴力平和隊・日本(NPJ) 書籍紹介コーナー 

新刊 『ガンジーの教育論』



編集者・翻訳者の片山佳代子さんは 『ガンジー・自立の思想』 (M・K・ガンジー著、地湧社, 1999年)の翻訳者でもあります。



実際にご自身でワタを育て、ガンジーの実践していたチャルカ(糸車での糸紡ぎ)を実践しています。



以下、片山さんのウェブサイトからの本紹介です。



目次もつけました。



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『ガンジーの教育論』 

 M.K.ガンジー著 片山佳代子翻訳・編集、B6版156ページ

 ブイツーソリューション発行・星雲社発売、 2009年9月30日発行

 800円+税 

http://homepage1.nifty.com/kayoko/





 ガンジーは1937年に『新しい基礎教育』を提唱し、教育に関する執筆、講演を精力的に行いました。ガンジー全集より、それらを翻訳して出来上がったのがこの本です。



 書物の知識ばかりを頭に詰め込んでいることが人間を駄目にしている。肉体労働を通した教育が必要だというのが、ガンジーの主張です。非常にユニークな教育論です。



 ユニークではありますが、失業の問題、地球の荒廃、心の荒廃など、今日の私たちが抱えるいろいろな深刻な問題を解決するヒントがある教育論だと思います。



 読んでいただけますと、大変嬉しいです。



 書店を通じて注文できますし、アマゾン等のネットで購入もできます。オンライン書店を含む書店のデータベースに反映され、注文が可能な状態になるのに、2~3週間かかりますので、今しばらくお待ちください。



片山佳代子



Kayokatayama@nifty.com

http://homepage1.nifty.com/kayoko

http://mkgandhi.cocolog-nifty.com/blog/



       『ガンジーの教育論』   



目次



第一章 教育について

 教育とは何か

 教育の目的:人格の涵養

 ゆがめられた教育

 伝統文化を否定する教育



第二章肉体労働について

 アシュラム(道場:共同生活の場)での教育

 肉体労働再考

 村を甦らせる教育

 非暴力の社会を目指して

 アシュラムでの自主的な学び



第三章『新しい基礎教育』とは

 手工芸を用いた教育

 考えるということ

 ダルマ(天の理法)について

 全人的教育

 糸紡ぎを必須科目に



第四章自力でまかなう教育

 肉体労働で知性を発達させ、学校を支える

 生活手段を保証する教育



第五章批判に答えて

 『新しい基礎教育』を導入して

 偏見を超えて

 ある大学教授からの反論

 奨学金ではなく仕事を

 スワラージ(自治・独立)のもとの教育

 奉仕を実践する教育



第六章文字の学習

 文字を教えることだけが教育ではない

 文字を使わない教育の手順

 口頭による教育の利点

 教科書について

 文字の学習について



第七章成人及び女子教育

 成人教育

 女子教育



第八章英語及び西洋の価値観からの解放



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