非軍事による平和構築の最前線 ─南スーダン、シリアでのNGO 7月4日 京都 | 非暴力平和隊・日本(NPJ) 書籍紹介コーナー 

非軍事による平和構築の最前線 ─南スーダン、シリアでのNGO 7月4日 京都

■緊急シンポジウム 

      非軍事による平和構築の最前線
 ─南スーダン、シリアでのNGO活動、カトリック教会の自己改革─

●日時: 7月4日(月) 16:30 - 18:30

●会場: 立命館大学 衣笠キャンパス 恒心館730教室
  交通  http://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/
  地図  http://www.ritsumei.ac.jp/campusmap/kinugasa/

●基調報告: メル・ダンカン氏(国際NGO非暴力平和隊・創設者)
(英語。通訳あり)

討論: マイケル・シーゲル 氏 (南山大学社会倫理研究所)

司会: 君島東彦 氏 (立命館大学国際関係学部教授)

○参加費: 無料

○主 催: 立命館大学 国際地域研究所 平和主義研究会

○連絡先: 立命館大学国際地域研究所事務局 
     電話:075-465-8244 E-mail: kokuchi@st.ritsumei.ac.jp

○テーマ:
メル・ダンカン氏の話は、日本国憲法の平和主義のもとで、わたしたちはどれほ
ど大きな非軍事の国際貢献ができるか、深い示唆を与えてくれると思われま
す。

○内容:
いま非軍事による平和構築の可能性を追求する動きがとりわけ2つ
の領域で顕著に見られます。それはNGO活動とカトリック教会を含む宗教界で
す。まず、2000年代始めから非軍事の平和構築の努力を続けてきた国際NGO非暴
力平和隊は、いまとりわけ南スーダンとシリアで活動を展開して、非軍事の平和
構築に挑戦しています。

また、2016年4月11-13日にバチカンで、ローマ教皇庁・
正義と平和評議会と NGOパックス・クリスティの共催で「非暴力と正義の平和──
カトリックの理解と献身」という会議が開かれました。この会議が採択したアピ
ールは、イエスの教えの中心にある戦争否定と非暴力を再確認し、「正しい戦
争」(正戦論)を否定しました。

これらの2つの動きは、まさに日本国憲法の平
和主義と響き合うものであるといえます。バチカンの会議には日本カトリック正
義と平和協議会会長の勝谷司教も参加され、アピールは「日本国憲法9条をまも
るための努力」に触れています。他の宗教者たちも、同じような努力を続けてい
ます。

このたび、国際 NGO非暴力平和隊の創設者であり、4月11-13日のバチカン
の会議に参加した世界の非暴力運動のリーダーの1人、米国人メル・ダンカン
(Mel Duncan)氏をお招きして、非軍事による平和構築の到達点、展望、今後の
課題について語っていただくことにしました。