非暴力平和隊・日本(NPJ) 書籍紹介コーナー  -5ページ目
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「われらの悲しみを平和への一歩に」を読んで

タイトル: われらの悲しみを平和への一歩に―9・11犠牲者家族の記録
著者: デイビッド ポトーティ, ピースフルトゥモロウズ, David Potorti, 梶原 寿


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あまりにも有名なこの本を 未だ 読んでいませんでしたので、

図書館から借りてきました。
そうしたら この本に 「非暴力平和隊」が紹介されていました。


1.本文 211ページ


  平安が家族に訪れた頃、キャンベルとバリー・アムンセンは

  インドからの招聘を受け入れた。

  それはインドのデリーで五十か国の代表が参加して行われる

  「非暴力平和部隊」(Nonviolent Peaceforce)の

  開会式の基調講演をするためであった。

  ガンディーが晩年に創設しようとしていた「平和部隊」の構想に基づいて

  作られたその非暴力部隊は、世界中の紛争を回避するために

  配備されることになっている国際的な非暴力的「軍隊」であった。


2.巻末 本書に登場する主な平和団体

 

  Nonviolent Peaceforce 非暴力平和部隊

  http://www.nonviolentpeaceforce.org

  この団体は訓練された国際的民間人の非暴力平和部隊である。

  この団体は地域団体の招聘に基づいて、

  人権の保護と死と破壊の防止に務めつつ、

  地域団体が非暴力的闘争を進めて対話を再開し、

  平和的解決を探求するための場を創り出す活動を行っている。


*本書の「非暴力平和部隊」は、非暴力平和隊のことです。


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ようやく 読み終えました。
この本に出会ったことを 有難いと思っています。
本そのものについては すでに 田村さんのご紹介がありますので

私なりの感想を書かせて戴きます。


(1)ピースフルトウモロウズの活動の中で 

  様々な歌が歌われ生まれていること、

  これが お互いの絆を生み 強めていっていることに感動しています。
  日本の様々な運動の幅・深みの物足りなさと

  どこかで 関係があるのではないでしょうか。
  是非 聞いてみたい、或いは演奏してみたいと思っています。


(2)このひとたちが 行動に立ち上がろうとした時、

  友和会の人が「彼らに非暴力トレーニングを施したらどうか」

  ということがあったそうです!(p51) 

  感動しました。


(3)非暴力平和隊・日本(NPJ)の理事・岡本三夫さんが

  この活動を支援しておられるという記事もあります!


(4)私が一番感動し 自省させられたのは この文章でした。

 
    
わたしはしばしば、ピースフルトモロウズの活動について自問する。

    ・・・何の意味があるのかと。
    その答えは<わたし自身>である。

    わたしが変るのだ。

    そうしてそうすることで、この世界に期待する変化が

    起こり始めるのである。(p156)


 これということは何も出来ませんが とはいえ 

 このような気持ちで 何かはやってゆきたいと思ったことでした。



■◆■ 結 論 ■◆■


このとても困難な立場で このように凛とした姿勢で

・・・クライマックスは第18章「ワシントンでの不服従運動」・・・

苦しみ迷い悩みながら行動しておられるこの方々のあらゆるエピソードが

今の時代の 最も素晴らしい非暴力実践のテキストだと思います。
若し 未だ お読みでなかったら お近くの図書館へどうぞ!

若し無かったらリクエストを!


合掌

「平和・人権・NGO」の君島論文を読んで

タイトル: 平和・人権・NGO―すべての人が安心して生きるために  
著者: 三好 亜矢子, 狐崎 知己, 若井 晋, 池住 義憲

 

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非暴力平和隊(NP)についての最初の出版物として発刊されたことを知り

早く読みたかったののですが、3500円と高価なので、

いわき市の図書館にリクエストしたところ購入してくれましたので

やっと読めました。


先ず 第1章として かなりのページ数が割かれていることに

NPへの期待を感じました。


又 終章で三好亜矢子さんが 君島論文に触れ、

「この分野の日本での取り組みはまだ始まったばかりだ」

「日本の立ち遅れを指摘せざるをえない」と

NP「J」への期待・・・と受け止めざるを得ない・・・を書いておられます。


読んでの感想。
今まで 様々な機会に 君島・大畑両共同代表から伺い、

或いはホームページ・MLで読ませて戴いた内容ではありますが、

筋道だって整然と書かれていますので 非暴力平和隊・日本(NPJ)の

会員の方々が、何かの機会に非暴力平和隊(NP)について

説明されるときには、お役にたつのではないでしょうか。

「写真記録 人間の住んでいる島 別冊」

新刊: 「写真記録 人間の住んでいる島 別冊」


故・阿波根昌鴻さんは「写真記録 人間の住んでいる島」を

1982年に自費出版されましたが、

その収蔵写真一枚一枚について阿波根昌鴻さんが

説明されたものをテープ起こしして作った本です。


「写真記録 人間の住んでいる島」は資料集という趣きで

説明はほとんでありませんが、

この「別冊」を読むことによって

その意味をより深く理解できるものと思います。

この「別冊」にも写真はついてますが、

「写真記録 人間の住んでいる島」も
あわせてお読みいただければと思います。


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■「写真記録 人間の住んでいる島 別冊」
  A5版、72ページ、2005年3月20日発行
  編集・発行 阿波根塾、700円(税込み)


■「写真記録 人間の住んでいる島」
  阿波根昌鴻・編著、自費出版、3360円


■英語版
 「THE ISLAND WHERE PEOPLE LIVE」

  3360円


■■お申し込み・お問い合せ: わびあいの里

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